『体感する写真 ~写真集で広がる写真の世界~』

 

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写真集の楽しみ方、知っていますか?

好評につき、第2期開講決定!


写真集を見るということ。それは体感を伴います。本に触れる、重さを感じる、ページをめくる。その全てが写真集の魅力であり、写真を展覧会で観るのとはまた違った体験を得ることができます。

今回、写真研究者の小林美香さんを講師にお迎えし、写真集を通して、奥深い写真の世界を知り、更にその世界を広げていくための講座を開講します。

こ の講座では、人物・物・植物・街・旅・物語という6つのテーマにそって、写真集や本を読み解いていきます。どのテーマも、多くの方が撮っているような身近 なものですが、いつの時代にも写真家の興味を引き続けてきたものばかりです。これらの被写体に、写真家はどう向き合いアプローチしてきたのか。今では実際 に手に取って見る機会の少ない名作写真集や、流通量の少ない現代の作家の作品集など、さまざまな写真集や本を実際に手にとって見ながら、作品の成り立ちや 背景、本の構成、装幀、編集についても考えます。

写真のことをもっと知りたいと思っている方、写真集がお好きな方、自分の作品に行き詰まりを感じている方、いつかは自分の写真集を作ってみたい方、ぜひご参加ください。受講者の方でご希望の方には、作品の講評をする時間を設けます。(毎回上限二人。18:00-18:50。事前申込み制。)

 

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講師からのメッセージ:

スマートフォンやタブレット、PCの画面で画像として写真を見ることが多い昨今 ですが、写真集を手に取り、ページを捲りながら写真を見ることで、本の大きさや判型、紙の種類、レイアウトや編集の仕方など、個別の写真を画像として見る だけはわからない作品の本質や作者の意図が浮かび上がって見えてきます。
今回の講座では、毎回テーマに沿って選んだ写真集を実際に手に取り、歴史的な背景や作品の成り立ちをふまえながら、写真作品の見方を深めていきます。
写真を注意深く観察したり、写真の歴史に対する理解を深めたりすることで、写真を撮る上での気づきや視点が得られることでしょう。

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第1回 9月9日 「人を撮ることで見えてくること」
アルバム写真やポートレート写真、自撮りの写真など、人を捉えた写真はとても身近なものです。写真家とモデルの関係、時間の経過や地域社会、文化の様相、モデルのパフォーマンスなどさまざまな要素を読み解いていきます。

紹介する予定の写真集
『ぺるそな』鬼海弘雄 (草思社 2005)
『In My Room』鷹野隆大(蒼穹舎 2005)
『東京の子供』ホンマタカシ(リトル・モア 2001)
『淑女録 原芳市コレクション』原芳市(晩聾社 1984)
『森花 夢の世界』石川真生×吉山森花(未来社 2014)
『You Are the Weather』Roni Horn (Scalo 1997)
『Jouko Lehtora’s Finlandia』Jouko Lehtora (POC 2004)
『Give Me Your Image』Bertien Van Manen (Steidl 2006)
『On Reading』Andre Kertesz (1971/2008 Norton)
『The Brown Sisters』Nicholas Nixon (MoMA 1999)

第2回 10月14日 「ものとかたち」
 
広告写真や静物写真など、身近なものをとらえた写真をとりあげ、構図や光、色に注目して観察し、さまざまなものを組み合わせて作り出された作品を見ていきます。

紹介する予定の写真集
『The Ecstasy Of Things: From Functional Object To Fetish In 20th Century Photography』(Steidl 2005)
『Thorsten Brinkmann』(Hatje Cantz 2008)
『This Year's Model (TYM:GI)』伊丹豪 (RONDADE 2014)
『ワタノハスマイル 笑顔になったガレキたち』(青幻社 2013)
『From My Window』Andre Kertesz (New York Graphic Society 1981)
『自然の鉛筆』(赤々舎 2016)(編集・翻訳:青山勝)
『Meisterwerke』Albert Rnger-Patzsch(Schirmer & Mosel 1997)
『Evidence,』Larry Sultan Mike Mandel(D.A.P.  2004 オリジナルは1977)
『Concrete Abstraction』柴田敏雄(Akio Nagasawa Publishing 2015)
『幼き衣へ Childhood Garments』石内都(蒼穹舎 2016)
『みつめる写真館』林直(冬青社 2015)

第3回 11月11日 「植物」 
個々の植物にクローズアップしてその形とらえた写真や、植物を通して季節や風土、土地の植生や環境を観察する写真など、植物に対するさまざまなアプローチをとおして人間と自然の関係を考えます。

紹介する予定の写真集
『Working Collages』Karl Blossfeldt(MIT Press 2001)
『Stems』Lee Friedlander (D.A.P. 2003)
『植物に』山村雅昭(TBデザイン研究所 1976)
『a priori innerplants』真月洋子(蒼穹舎 2013)
『Moving Plants』渡辺耕一(青幻舎 2015)
『Flora』Imogen Cunningham(Bulfinch Press, 1996, Richard Lorenz ed.,)
『California』Robert Adams(Fraenkel Gallery 2001)
『Flowers』Irving Penn(Harmony Books 1980)
『魔の山』中川幸夫(求龍堂)
『Salt Grass』Eric Lindebloom(Lodima Press 2008)
『Flowers』James Welling (David Zwirner 2007)
『Hunter Green』Terri Weifenbach(Nazraeli Press 2001) 


第4回 12月9日 「都市を見る 東京」 
東京を主題として制作された写真集を通して、変化する都市の様相に対する撮影のアプローチの仕方や、写真集の造本の仕方に注目しながら読み解いていきます。

紹介する予定の写真集
『Tokyo』小島康隆(蒼穹舎 2015)
『東京|天空樹 Risen in the East』佐藤信太郎(青幻舎 2012)
『囲市』高梨豊(クレオ 2007)
『東京迷路 Tokyo Labyrinth』鬼海弘雄(小学館 1999)
『東京綺譚』神谷俊美(窓社 2007)
『砂町』大西みつぐ(私家版 2012)
『Cardboard Houses』宮本隆司(Bearlin 2003)
『Tokyo』William Klein (造型社 1964)
『東京 : 都市の闇を幻視する』内藤正敏(名著出版 1985)
『The Park』Kohei Yoshiyuki(Hatje Cantz 2007)

第5回 1月13日 「旅」 
旅の写真は場所の移動だけではなく、時間の経過や写真家の心模様の変化をも反映します。写真集として纏められたときに立ち現れる時間と経験の重層性に注目しながら読み解いていきます。

紹介する予定の写真集
『The Americans』Robert Frank(1959/2008 Steidl)
『Pluie et Vent』Abbas Kiarostami (Gallimard, 2009)
『Exiles』Josef Koudelka(1988/2015 Thames & Hudson)
『鴉』深瀬昌久(蒼穹舎 1986)
『slash』野村浩(2010)
『エキスドラララ』野村浩(2013)
『HIMI(氷見)』蔵真墨(蒼穹舎 2013)
『KUMANO』鈴木理策(光琳社出版 1998)
『Small World』Martin Parr (Dewi Lewis 1995)
『私は眠らない』藤岡亜弥(赤々舎 2009)
『雪解けのあとに After the Thaw』米田知子(赤々舎 2013)
『詩人の島』藤原敦(蒼穹舎 2015)


第6回 2月10日 「物語」
フォトエッセイやパーソナル・ドキュメンタリーなど、写真と文章、写真の編集の仕方に注目しながら、写真家がストーリーを紡ぐさまざまな手法に注目します。

 

※紹介する予定の写真集は後日掲載予定

 


hayashimika 講師プロフィール:小林美香 (KOBAYASHI Mika) 

• 写真研究者 国内外の各種学校/機関で写真に関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及びPatterson Fellowとしてアメリカに滞在し、国際写 真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。

• 著書『写真を〈読む〉視点』(2005 年,青弓社)、訳書に『写真のキーワード 技術・表現・歴史』(共訳 昭和堂、2001年)、『リジェネレーション』(赤々舎、2007年)、 『MAGNUM MAGNUM』(青幻舎、2007年)、『写真のエッセンス プロフェッショナル28人が語る写真作法-』(ピエブックス、2008年)などがある。

• 写真展のキュレーションや、レクチャー、ワークショップの企画、公募展の審査員、レビュアーをつとめる。

2010年から東京国立近代美術館客員研究員。2014年から東京工芸大学非常勤講師

http://www.mikakobayashi.com/

 

◉日時:9月9日、10 月14日、11月11日、12月9日、1月13日、2月10日。

    全6回。毎月第2金曜日。19:00-21:00。

◉講師:小林美香(東京国立近代美術館客員研究員:写真研究者)

◉定員:8名(先着順/最小催行人数5名。)

◉受講料:32,400円(税込み)講評付(最低保証1回、空きがあれば数回。)

◉申し込み/お問い合せ先: 

定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。
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最終更新 2016/07/21 20:30
 

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