◉「ナダール/大阪」閉店のご案内


ナダール/大阪は、2014年12月末日をもちまして閉店いたしました。

2000年6月のオープン以来、約14年間ナダールがこのように成長させていただけましたのも、皆様のご指導とお力添えあってのことと深く感謝いたしております。 今後、場所としては東京のみとなりますが、関東・関西に限らず、「写真を真ん中に、人に笑顔を」を目指して、頑張ってまいります。 今後ともナダールをご愛顧頂きますようお願い申し上げます。

なお、皆様に愛して頂いたNADAR/OSAKAの場所(大阪農林会館B1F)で、2015年よりナダール/大阪の元マネジャー橋本主宰による新しい写真ギャラリー「ソラリス」が誕生する事になりました。ナダール同様、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

ナダール代表 林和美 


」と「

橋本 大和

20
08年10月14日(火)~ 10月19日(日)
open 11:00 - close 19:00

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『と』 とは、接続詞の「と」のことです。

皆さんご存知の通り、国語において「と」は決して特別な接続詞ではありません。それなのに、「と」は国語における語句すべての関係を無差別に巻き込むことができます。

「リンゴ」と「笑顔」、「アメリカ」と「麻酔」、「鳩ポッポ」と「戦争」

さらに「と」の数が増えれば、それに合わせて関係の数を増やしながら、「と」はあらゆる関係をひっくり返すことが出来るのです。

「麻酔」と「戦争」と「笑顔」と「鳩ポッポ」と「リンゴ」と「アメリカ」


しかも、どうやら「と」は、国語を支配する「ある」という動詞その他もろもろをも、その他の語句と違わず平然と飲み込むことができ、その文法が持っていた本来の意図や関係もひっくり返してしまうようなのです。

「今度は戦争だ!」と「リンゴおいしい」


つまり『と』は、『ある』という動詞に基づいた、規則正しく支配しようと「強制」する国語の用法に「抵抗」し、新たな「関係」を繋ぐことを可能にすることができるのです。

今回、私がしようというのは、この『と』という若干まの抜けた平仮名一文字を武器に、世界を覆う「強制」や「固定観念」に「抵抗/適応」することです。しかもなぜか写真で。

いまや、この世界へと向けられた私たちの視線は、「規則正しさ」や「固定観念」によって支配されています。ですが本来、世界はそのような「規則正しさ」や「強制」を持っていたのでしょうか。もしかして私たちは、世界そのものを自分たちの「固定観念」によって、見えなくしてしまっているんじゃないでしょうか。

私は『と』を写真に仕掛けることで、「規則正しさ」や「強制」から抜け出し、「想像力」を通して、「固定観念」に支配されることなく世界と繋がることができるんじゃないか、と考えました。

この展示は、あらかじめ全ての結果/答えを万事心得ている作家が、それを観客に分け与えるようなものではありません。

どうぞご高覧ください。

 

《作品形態》
タイプCプリント
32' × 20'( 16' × 20' の写真を二枚一組とする)
12点を予定



《略歴》
大阪生まれ。
大阪芸術大学芸術学部研究生を修了。
現在、NADAR/OSAKA所属。写団『光の旗』主宰。

『GO!GO!マグネグflowerモモンガ』『子供鉅人』といった劇団、音楽レーベル 『AnN-shitsu』にスタッフとして深く関わるなど、写真にとどまらず興味の趣くまま軽いフットワークで活動。また、写真説法によるパフォーマンス『写真仮面』も不定期で継続中。

主な個展に、
『幽霊の、』(ポコペン・2006年)
主なグループ展に、
『嘘なきシンデレラ』(third gallery aya・2002年)
PHat PHOTO企画『残像』(メリケン画廊・2008年)
など。

最終更新 2008/09/23 21:51
 

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