◉「ナダール/大阪」閉店のご案内


ナダール/大阪は、2014年12月末日をもちまして閉店いたしました。

2000年6月のオープン以来、約14年間ナダールがこのように成長させていただけましたのも、皆様のご指導とお力添えあってのことと深く感謝いたしております。 今後、場所としては東京のみとなりますが、関東・関西に限らず、「写真を真ん中に、人に笑顔を」を目指して、頑張ってまいります。 今後ともナダールをご愛顧頂きますようお願い申し上げます。

なお、皆様に愛して頂いたNADAR/OSAKAの場所(大阪農林会館B1F)で、2015年よりナダール/大阪の元マネジャー橋本主宰による新しい写真ギャラリー「ソラリス」が誕生する事になりました。ナダール同様、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

ナダール代表 林和美 


voice

二石 友希

20
07年10月30日(火)~11月11日(日)
※11月5日 休廊
open 11:00 - close 19:00

関連イベントとして、
エディトリアル中心にポートレートを撮影する二石さんに、
人を撮る事、写真の事についてトークショーを開催致します。
雑誌で仕事をしたい人、人を撮りたい人はぜひご参加ください。
トークショーの後は、軽い懇親会を予定しています。


募集は締め切らせて頂きました。多数のご参加、ありがとうございました。
詳細は、こちら をご覧ください。


voice_web.jpg  

雑誌などで二石さんが撮る著名人の写真は、どれも撮影と言う仕事以上の何かを感じさせる。その写真には、被写体である「人」と二石さん自身が芯の部分に向かい合って潜んでいる。写真を撮るという事は、人と向かい合う事である。彼は、「人」に必要以上に入り込んだり、突き放したりはしない、微妙な距離で撮影する。そして、もうどうにもフレーミング出来ない完璧な構図にはめ込む。天才である。

今回は、そんな二石友希さんが、盲目の音楽家・木下航志さんのCDジャケット、書籍用に撮影された写真の中から約20点を展示します。ライブ写真を撮る人たちや、ポートレート写真を撮りたいと思っている若い人に、ぜひ見て頂きたいです。また会場では木下さんのアルバム「voice」をBGMとし、CDや関連書籍も販売いたします。木下さんのすばらしい歌声も必聴です。
 
「今回の展示によせて 二石友希」
 今年4月に出版された『VOICE』 というタイトルの本の制作にあたって昨年5月くらいからほぼ一年にわたり彼を撮影しました。この本に必要な写真は今年の1月の段階で必要にして十分にそろっていました。しかし私は今年の3月に彼がNYのゴスペル教会で歌うと聞き、その写真をぜひ撮りたいと思いNYまでいきました。彼が、NYのゴスペル教会で歌うというシチュエーション、彼にとって大事なピリオドをぜひ撮りたいと思いました。
 普段は比較的アッッサリと撮るタイプである私がなぜそこまでしたのだろう、と今回大阪ナダールで再び写真を展示させていただくにあたり改めて振り返ってみました。
 木下航志君は目が見えないためにステージで動き回る訳でも演技をする訳でもありません。その意味では写真を撮る時にバリエーションを作りにくいかもしれません。でも彼が歌うとき僕には想像もできない世界が広がっていくのです。演奏しながら木下君に歌の神様がおりてきたときはすばらしいエネルギーを感じられました。
 そんなステージを撮影しながら僕は自分が写真を始めたころと木下君の今を重なあわせていたのかもしれません。彼の才能と自分の才能とを並べてするのはおこがましいですが、本格的に走り始めている木下君の今をみてそのときの自分をおもいおこしたのかもしれません。木下君は歌うことに全精力をかけてそして楽しんでいる、そう思いました。彼をみて自分は今どうなんだろう、と考えました。写真を撮るときそのときにすべてを掛けているか、たのしんでいるか、よけいな計算をしていないか(もちろん計算は大切なんですけど)そんなことを思いました。撮影のまえにいろいろな情報を集めることは大切ですが、シャッッターを押す瞬間に集中して無心になれた時は本当にすてきな写真が撮れます。それを忘れていないか、そんなことを思いました。
 何故写真を撮るのだろう、何故写真を撮ろうと思ったのだろうと記憶をたどれば、初めから写真を撮りたいと思ったわけではありませんでした。いろいろな理由がありました。ある現実からのがれるため、ある美しい瞬間を見たため、その時を記憶したいと思ったから、今思い起こせばそれは写真というメディアに最初から固執していた訳ではありませんでした。動く映像でも、絵でもよかったのです。でも何かそういう表現をしたいという気持ち、偶然と幸運、それらによって今にいたっているのです。
 初心はついつい忘れがちになるものです。木下君を撮影しながらそれを少し思い出していたのかもしれません。 
       
       
二石友希(ふたいし・ともき) 
夕日に染まりシルエットになった子供と子犬を河原でむかしみたことがありました。沈む夕日に向かってどこまでも歩いていくようでした。ちょっとせつなく、でも幸せな気持ちになりました。
その時の気持ちを何かに表したい、そして気づいたら28歳でフリーの写真家になっていました。
ポートレイトをメインにエディトリアルを中心に活動。
普段は隠れているが、その人がこうありたいと想う確実に存在するものを感じ撮ることが目標です。
デジタルによる仕事の比率が増えてきていますが、デジタル写真でも四角いピクセルを感じさせない温かみのある写真を撮っていきたいと考えています。

***

「Chronos Japan」「Gainer」「レプリークビズ」など数々の雑誌で著名人を撮影。雑誌コマーシャルフォトでは、ライティング実践ケーススタディで紹介されるなど、その撮影技術は俊英。

http://www.futaishi.com/


木下 航志(きした・こうし) 
1985年5月8日、鹿児島県薩摩川内市生まれ。
生後まもなく、未熟児網膜症で失明。
2歳でピアノを初め、8歳の時、ストリートライブを行う。
06年2月1日、1stアルバム「絆」をリリース。
07年3月28日、2ndアルバム「voice」をリリース。

2歳から音楽的才能が開花し、4歳の時には1度聴いただけの曲を即興演奏する。7歳でジャズを始め、小学校の頃から数多くのストリートライブ活動を行い、NHKテレビ「響け僕の歌 〜木下航志・14歳の旅立ち〜」で大きな反響を呼ぶ。アテネパラリンピックでNHKテーマソング「チャレンジャー」を歌い、愛・地球博では、EXPOドームのジャパン・ウィークにてライブを行う。 『絆』にて全国メジャーデビューを果たしてからは、各放送局で取り上げられ、これまでにもさまざまなビッグ・アーティストと共演し、絶賛を浴びる。 ジャズ、ソウル、ファンク・・・!魂を揺さぶるその歌声とピアノは、今確実に注目を集めている。 
最終更新 2011/09/01 21:37
 

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